包丁研ぎ

ステンレスでも錆びます 包丁研ぎ事例

ステンレスでも錆びます

ステンレス包丁は鉄とクロムの合金に炭素を混ぜたステンレス鋼を使用しています。クロムを混ぜることで酸素と結合して透明な皮膜が作られ、それがサビを予防するので錆びに強い刃物となります。 しかし、「錆びにくい」というだけで錆びないわけではありません。炭素鋼のような見た目に赤黒く目立つサビはできにくく、地味…
包丁の捨て方 Q&A

包丁の捨て方

「包丁ってどうやって捨てるの?」 「え!?・・・ふつうに捨てられますよ」 意外とよくある質問ので知らない方も多いようです。 捨て方は自治体によって多少異なりますが、燃えないゴミの日、または金物の日に紙に包んで”刃物””キケン”とか注意書きを記して回収業者さんが怪我をしないような配慮をしておけばOKで…
パンを切るなら包丁で 包丁研ぎ事例

パンを切るなら包丁で

食パンやフランスパンを切るとき、パン切りナイフを使いますか? 今回はパン切りナイフをあえて用意しなくても包丁で間に合うというお話です。 波型に加工されたノコのようなパン切りナイフはパンを主食とする欧米で生まれたもの。 刃物を研ぐ習慣が無く切れ味の鈍い欧米のナイフではパンは切りにくいので、波型に加工す…
研ぎはSDGs 包丁研ぎ事例

研ぎはSDGs

最近良く耳にするSDGsという言葉。 日本語で「持続可能な開発目標」と何やら抽象的な標語ですが、国連で決まった2030年までの世界共通の目標とか。 その17の目標の中のひとつ、 リサイクルとかリユースとかをイメージするこの目標は、刃物研ぎの仕事にも通じるものと思いました。 包丁研ぎは台所のシンクに眠…
鋼と地金が分離した包丁 包丁研ぎ事例

鋼と地金が分離した包丁

珍しい状態の割込包丁です。 飲食店で従業員が落としたとのことで切先の鋼が折れて無くなっていたのですが、地金が残っていてまるで鋼と地金が剥がれたような感じの三徳包丁を預かりました。 鋼は炭素鋼で地金はステンレスのようでしたが、折れたり欠けたりする場合は両方とも損傷することが普通です。このように色鉛筆の…
段刃と研ぎの角度 包丁研ぎ事例

段刃と研ぎの角度

刃線は壊れていないもののほとんど片刃に研がれた包丁をお預かりしました。 問題だったのはハサミのように鈍角にガッツリ削られた刃先です。ここまで研ぎ減らした分厚い刃を切れるように研ぐのは大変です。本来はこうなる前に対処しなくてはなりません。 研ぎ方が変わる包丁 包丁は刃先が薄く、峰側が厚いテーパー状にな…
第一回研ぎ教室を終えて 包丁研ぎ事例

第一回研ぎ教室を終えて

先日、横浜戸塚の有隣堂カルチャーセンターにて包丁研ぎの講義をさせていただきました。講師として人前で話すのは初めての経験で何をどのように伝えたら良いか手探りしながらの講義でしたが皆さん真剣に聴いていただき感謝しております。参加された方からも後日、大変役立ったとのお電話をいただき今後の励みとなりました。…
焼きの甘い刃物 包丁研ぎ事例

焼きの甘い刃物

研いでカエリが出るのに刃がつかない。しかもそのカエリはなかなか取れずに手で剥がさないと落ちないくらい頑固なバリがあります。その様は短い刷毛のようでもあります。 そんな庖丁の刃先をマイクロスコープで見ると短冊の様でもあり、異様なカエリになっています。 写真は荒砥で研いだものですが、このような症状は焼き…
刃先の状態をミクロで知る 包丁研ぎ事例

刃先の状態をミクロで知る

刃物研ぎは感と経験によるところが多く、研ぎ上げてお客さまにお渡しする前に切れ味のテストを致しますが刃物がどういう状態なのかを示す客観的な情報が少ない。 今回研いだのは貝印の菜切り包丁。見た感じ小さな欠けがあるものの概ね状態は悪くはないように見えます。 しかし、顕微鏡で見てみると欠けがたくさんあり、孔…
変形した刃線 包丁研ぎ事例

変形した刃線

非常にユニークな形に研がれた包丁をお預かりしました。 切先と刃元の部分が丸く削られた形をしています。ある業者に研ぎに出したところ、返って来るとこのような形になっていたそうです。機械でかなり削らないとこのようにはできないですが、研ぎ師としての独自性を出したかったのでしょうか?理由は不明です。 子供用の…