包丁研ぎ事例
26
5月
2020
刃が付かないナイフ セラミックの包丁を除いて金属の包丁なら何でも研げると思っていました。 しかし、そうではないことを初めて知りました。 先日研いだこの果物ナイフはいくら研いでも刃が付きませんでした。 荒砥でしっかりバリを出しても中砥で擦るとそのバリが取れてツルツルになってしまう。刃の目が細かくなるの…
包丁研ぎ事例
4
5月
2020
非常にユニークな形に研がれた包丁をお預かりしました。 切先と刃元の部分が丸く削られた形をしています。ある業者に研ぎに出したところ、返って来るとこのような形になっていたそうです。機械でかなり削らないとこのようにはできないですが、研ぎ師としての独自性を出したかったのでしょうか?理由は不明です。 子供用の…
包丁研ぎ事例
25
3月
2020
殆ど使っていなかったという刈り込み鋏は錆びが酷く刃もつるつるでした。ここまで錆びていると見た目をきれいにすることは困難ですが、かしめはネジなため研ぐのは楽でした。…
包丁研ぎ事例
17
3月
2020
お客様自身で研がれていた和牛刀と柳刃です。牛刀は鎬が歪んで切刃も歪んでいましたが、それだけでなく、柳刃、牛刀共に裏面を角度を付けてとがれていました。これは最もやってはいけないのですが、一般の方にはあまり知られていないので、やってしまう方も多いようです。 通常ここまで状態が悪いと刃物店では研がずに買い…
包丁研ぎ事例
15
3月
2020
珍しい片刃の牛刀を研ぎました。洋包丁に和包丁の良さを加えたデザインです。片刃本来の切れ味があるかは別として、鎬があるので研ぐ時はそれに合わせることでアングルが決まりやすいメリットはあります。 本格的な片刃包丁ではないので裏スキは入っていませんでした。ですので裏スキというよりも簡単に平らに研いだ後にほ…
包丁研ぎ事例
15
3月
2020
近年は出刃包丁もサビに強いステンレスが多くなってきました。魚を捌くことで塩水が付着してしまうため、炭素鋼の出刃はかなり錆びた状態で持ち込まれることが多いですが、ステンレスなのできれいな状態でした。 切刃をフラットにすることで切っ先のエクボも取れました。…
包丁研ぎ事例
7
3月
2020
良い鋼を使った菜切包丁ですが、ガッツリと欠けてしまっていました。このような場合でも刃幅は狭くなりますが削って使えるようになります。…
包丁研ぎ事例
3
3月
2020
かなり錆びたスレンレスの包丁を研ぎました。錆びにくいスレンレス包丁がこれほど錆びているのは珍しいです。釣りをする方から譲り受けたそうですが、恐らく海水の付いた魚を捌いてそのままにしていたと思われます。 刃先付近の錆びが鋼の奥まで貫通しており、それを落とす位置まで深く切り刃を削りましたのでソリが大きく…
包丁研ぎ事例
26
2月
2020
ダマスカス三徳包丁の刃こぼれを修正しました。 貝印の上位モデルだけあってとても研ぎやすい包丁でした。 硬い刃は切れ味が良い反面、欠けやすいこともあり、このように刃こぼれした状態を多く見かけます。 切先も少し欠けていたので修正しましたが、アゴの部分は新品でも丸くしてあるので、あえて尖らせずにそのままと…
包丁研ぎ事例
26
2月
2020
刃線が大きく歪んだ三徳包丁を修正しました。 手軽で便利なシャープナーは均等に研ぐ事が難しいため、多用するとこのように大きく歪んでしまいます。また、切先を尖らすこともできないため砥石での修正が必要となります。…