パンを切るなら「包丁」で

「食パンやフランスパンを切るとき、やっぱりパン切りナイフじゃないとダメですか?」
そんなご質問をいただくことがあります。

今回のテーマは、パン切りナイフがなくても、きちんと研いだ包丁があれば十分というお話です。

パン切りナイフの由来とは?

波型に加工された、いわゆる「パン切りナイフ」。
これはパンを主食とする欧米で発達した道具です。

欧米の家庭では包丁を研ぐ文化があまり根づいておらず、ナイフの切れ味もあまり鋭くありません。
そのため、硬いフランスパンなどを“のこぎりのようにギコギコ”と切る必要があり、波型の刃が考案されました。

日本の包丁はパンも切れる

対して、日本の包丁は研ぐ文化とともに進化してきた鋭い道具です。
きちんと研ぎ、刃先が整っていれば、柔らかい食パンもハード系のバゲットもスッと切れます

実際に、切れ味の良い包丁でパンを切ると──

  • パンくずがほとんど出ない
  • 断面がきれいで美しく仕上がる
  • 力をかけずにスッと切れる

というように、ストレスのない作業になります。

パンが切れないときは…

「パンが切れない」と感じたとき、それは刃が摩耗しているサインです。
パン切りナイフを買い足す前に、まずはお手持ちの包丁を研ぎ直してみるのがおすすめです。

まとめ

  • パン切りナイフは研がない欧米文化の道具
  • 日本の包丁は研いで使う文化に根差した、切れ味の鋭い道具
  • 切れ味があれば、パンもキレイに、静かに切れる

「パンも切れる包丁」は、日常使いにとても頼もしい存在になります。
ぜひ、普段の包丁を一度研ぎ直してみてください。
きっと、パンを切るのが楽しくなりますよ。

「どれくらいで終わる?」「ステンレスでも研げるの?」など
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