ダマスカス模様は研ぐと消えるの?

「ダマスカス模様って、研ぐと消えてしまうんですか?」

そんなご質問をいただくことがあります。

◆ 結論:研いでも模様は基本的に消えません

ダマスカス模様は、単に表面に塗られた模様ではありません。
異なる鋼材を何層にも重ねて鍛造し、その積層構造をブラスト加工や酸洗いなどの表面処理で浮かび上がらせたものです。
そのため、模様は素材そのものの層構造として包丁に組み込まれており、多少研いでも消えることはありません

◆ 研ぎ方によって「薄く見える」ことはある

ただし、包丁の種類や仕上げ方によって、模様が一時的に見えにくくなる場合はあります。
以下に研ぎによる違いを写真とともにご紹介します。

【1】荒砥(#220)での研ぎ直後

荒砥は柔らかく、削り傷が深く入りますが…
➡ 模様はむしろはっきりと浮き出ます

【2】中砥(#2000)で研いだ状態

仕上がりに少し光沢が出て
➡ 模様はやや薄く見えるように感じられます

【3】仕上げ砥石での研ぎ

より鏡面に近づくため、光の反射で模様が見えづらくなることがありますが…
➡ 模様自体はしっかり残っています

◆ まとめ

  • ダマスカス模様は「削って描いたもの」ではなく、「素材自体の層構造」
  • そのため、研いでも消えることはない
  • 見えづらくなる原因は、光沢や表面の研ぎ傷の影響

安心して研いでご使用いただけます。
模様をより美しく見せたい場合は、仕上げ後に酸洗いや再ブラスト処理が必要となります。

「どれくらいで終わる?」「ステンレスでも研げるの?」など
よくある質問はこちら → FAQページ

まず相談だけでもどうぞ