自分で研いでいるのに切れない…?

「自分で研いでいるのに、なぜか切れない」――そう感じて包丁を持ってこられる方や、研ぎ方を学びに来られる方はとても多いです。

包丁研ぎは、水と砥石だけを使うシンプルな作業です。ですがシンプルだからこそ、ちょっとしたコツや感覚の違いで、仕上がりが大きく変わってしまいます。

包丁が「切れない」と感じるときは、多くの場合「刃がきちんとついていない」状態です。その原因はほとんどが次の2つ。

  1. 砥石の状態が悪い
  2. 手が安定せず、角度がぶれている

新品に近い包丁と、長年使って傷んだ包丁では直し方は変わりますが、基本的な原因はこの2つに集まります。

当店の研ぎ講習(基礎編)では、初心者の方でも分かりやすいように、正しい持ち方や角度の取り方を中心に丁寧にお伝えしています。