包丁の研ぎ方-何回往復する?角度は?

”包丁研ぐ時は何回くらい往復するの?”

店頭で研いでいると時々そのようなご質問を頂きます。
しかしそれはそれほど単純でなく、回数でも時間でもありません。

研ぎは水と砥石だけを使って行うシンプルな作業ですが、それゆえに言葉で簡単に伝わる技術でなければ一朝一夕に習得できるものでもないのです。

”角度は?”

これも回答に困ります。包丁の研ぐ角度は様々で一様ではありません。
包丁によって違いますし、研ぐ部位によっても違い、求めるゴールによっても異なるのです。

”やっぱプロは砥石が違うのかね?何番?”

砥石を買えばできるというものではありません。
安易に道具を揃えて擦っても包丁を痛めるだけです。

”オレにもできる”

研いでる姿を見て「私にも簡単に出来る」と思った方は少なくないと思いますがそれは誤りです。
そのような方は研ぎを始めても包丁は研げずに無駄な砥石が残るだけです。

逆に「私には難しいかもしれないけど、研げるようになりたいので学びたい」

という方のほうが可能性はあります。

簡単に研げるようになるとは言いませんが、研ぐための基礎はお伝えできるかと存じます。

ぜひ講習に来てみて下さい。

研ぎ家の包丁研ぎ講習

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