包丁研ぎ事例
20
4月
2023
ステンレスを研ぐ砥石は違う? ハガネ(炭素鋼)と違って研ぎにくいステンレスの包丁は使う砥石が違うのかと質問される事がよくあります。 結論から言うと使う砥石は同じです。砥石の謳い文句に「ステンレス専用」とか「ステンレス包丁もよく研げる」とかが記載されているものがありますがあまり関係無いと思います。 と…
包丁研ぎ事例
28
2月
2023
包丁の研ぎ上がりを確認する方法に掬い切りがあります。 カミソリのように鋭く仕上げた包丁は寝かせた状態でも紙面の繊維を捉えて切れ込みます。 https://www.youtube.com/watch?v=zI7rDLpIe3g…
包丁研ぎ事例
23
2月
2023
「オラ、わくわくすんぞぉ!」ドラゴンボールの孫悟空ではないですが、こういう菜切りと三徳がくるといつもそう感じます。永らく使っていなかったといことで鋼もサビサビな包丁でしたが、素直な割込包丁は研ぎやすいのでわくわくします。「腐っても鯛、錆びても炭素鋼」ということで傷んでても切れ味は裏切らないので研いだ…
包丁研ぎ事例
27
10月
2022
日頃ご依頼の多い某有名店の包丁を実際に購入して使用し、研ぎに出してみました。この包丁は全鋼のステンレスでこのお店の看板商品。研ぎの数が多い日は必ず数本は依頼がある人気の包丁でネットの評判も良い。それだけに実際に使ってみてどれほどのものなのか、販売元はどういう研ぎをするのか興味がありました。 結論から…
包丁研ぎ事例
17
9月
2022
ステンレス包丁は鉄と炭素の合金にクロムを一定以上混ぜたステンレス鋼を使用しています。クロムを混ぜることで酸素と結合して透明な皮膜が作られ、それがサビを予防するので錆びに強い刃物となります。 しかし、「錆びにくい」というだけで錆びないわけではありません。炭素鋼のような見た目に赤黒く目立つサビはできにく…
包丁研ぎ事例
21
7月
2022
今回は研ぎとはちょっと関係の無いお話です。 研ぎをお受けする際にお名前と電話番号を書いていただくのですが、世代によって文字の大きさや書き方に傾向があることが気になりました。 概ね50代以上の中高年は男女共に文字が大きく、それより下の世代は男性でも小さい文字を書く人が多いのです。 例えて書くと下の写真…
Q&A
1
5月
2022
「包丁ってどうやって捨てるの?」 「え!?・・・ふつうに捨てられますよ」 意外とよくある質問なのでご存知ない方も多いようです。 捨て方は自治体によって多少異なりますが、燃えないゴミの日、または金物の日に紙に包んで”刃物””キケン”とか注意書きを記して回収業者さんが怪我をしないような配慮をしておけばO…
包丁研ぎ事例
4
4月
2022
アクが出ない包丁!? お客様からうれしいコメントが写真付きで届いたのでご紹介いたします。 研いだその日に作ったきんぴらごぼうの出来栄えにとても喜んでおられました。 よく切れる包丁は素材の細胞を潰さないので雑味が出ないと言われますが、こうして実際にお料理のお役に立てたことは研ぎ師として大変うれしいです…
包丁研ぎ事例
29
3月
2022
「おたくは機械で研ぐの?」と、たまに聞かれます。 「ええ。でも手と両方です。」 「やっぱり、手で研いでいるからいいのよね」とも言われます。 「いえ、機械も使いますよ」 「・・・・」 ちゃんと研げれば機械でも手でもどちらでも良いと思うのですが、なぜそのような質問をされるのか知りたくなり理由を尋ねると、…
包丁研ぎ事例
19
3月
2022
食パンやフランスパンを切るとき、パン切りナイフを使いますか? 今回はパン切りナイフをあえて用意しなくても包丁で間に合うというお話です。 波型に加工されたノコのようなパン切りナイフはパンを主食とする欧米で生まれたもの。 刃物を研ぐ習慣が無く切れ味の鈍い欧米のナイフではパンは切りにくいので、波型に加工す…